シゴフミ

第十話「デアイ」
ああああああああああああ。
9話10話といい話が続く。
末期がんを宣告された元グラフィッカーの青年と、死をまだ理解できないゲーム好きのいとこの女の子の物語。
文枷のおかげでかつて自分がやりたかった「絵で人を喜ばせる」ことをちゃんとできていたのだということを理解したところで青年毅彦は散ってしまう。
いろんな部分がベタな話なんだけど、矢島晶子の無垢な女の子の演技、岡野浩介の繊細な青年の演技の両方が合わさってキャラクターの魅力が十二分に引き出されていた。
毅彦は自分の夢が叶っていたこと、文枷は死がどういったものであるのかを直感的に理解してこの出会いは終わってしまう。
毅彦が警察で事情聴取を受けてしまう部分はこの作品らしい、いやらしい部分ではあるんだけど、
その印象が他の部分で完全に払拭されるのは良かったと思う。
ほんと2話連続で後味の悪い話が来なくて良かったわ。
今回ラストで文歌がついに目醒める。残り2話で文歌に物語が終了ってところかね。
そういえば劇中で出てきた忍者居酒屋は実在するのかなー
昨今のカオスっぷりでは実在しそうな気もするけれど、はてさて。