シゴフミ

第九話「サイカイ」
今回はチアキのお話。
以前の話で出ていた猫の人がかつてのチアキの想い人。
そのチアキの想い人の孫という少女が現れたわけで……
だいぶ年上ってのはわかっていたけど、50年経っていると本人の口から語られると人生の年季が違うね。


コミカルな話をやりつつも、しんみりとした話で締めてくれるのは流石というべきか。
6〜8話がシビアな話ばかりだったので、こういう話が久しぶりに来てくれたのは非常によろしかった。
とゆーかやべーですよこういう話の展開。好きすぎて泣く。
シゴフミの切手が貼られていれば配達人はそれを届けるという事例の面白さと、
50年越しでされたプロポーズとそれを受け取るチアキという構図がもうッ!
墓石をプロポーズに贈るものにしたのをセンスないという彼への親しみを込めた評価へと繋げる辺りもたまらない。


とにかくもう、チアキかわいいよチアキということで今回の話は締めくくらせてもらおう。
元々人物の表情が魅力的な作品だけど、チアキはその中でも特に魅力的だからなぁ。
コロコロ変わる表情と、時折冷静になって何かを思いつめるところ。
そして、今回の感極まって泣くところと、チアキが好きな人間としてはたまらなーい。