劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー

こっちは例年よりも短いと言えども、尺が足りない印象は無かったかな。
密度が濃かったからかもしれない。




正真正銘の「最終回」でした。
テレビ誌のあらすじを見た感じ、本当にテレビ最終回から劇場版に繋がるっぽいし。
士の正体は事前情報やスチールから推測できた通り、大ショッカーの大首領。
世界を周っていたのは世界の消滅を防ぐ為に最強のライダーを決める必要があった為。
しかしそれは表向きの理由で……?
鳴滝さんが「世界の破壊者」と決め付けていたのは理由がわかったとして、結局鳴滝さんの正体が分からずじまいだったのは残念。
結局生きていた栄ちゃんと言い、中途半端にスッキリとしない終わり方なのが何とも。
流石にWの映画でそこら辺の疑問を解消するとも思えないしなぁ……
見ていた時は気にならなかったけど、こうして感想をまとめている時にちょっと引っかかるのが少し残念。
ただし、ディエンドライバーの出所が分かったのはスッキリとした。
大ショッカー製だったからディケイドのカードを使用できたわけね。


前半のメインであるライダー大戦はアマゾンの扱いが良くてびっくりですよ。
いきなり出てくるし、関智の演技も気合が入っていたし。
あの「アァァァマァァァゾォォォォンンンンンッ!」を聞いた後だと、
明日のアマゾンの叫びはどうしても劣ってしまうのは残念だ。
アマゾンはちゃんと大切断をやってくれたのは嬉しかった。
アタックライド・鬼火には驚いた。でも炎は赤いのね……オリジナルとの差別化なのかなぁ。
そして続いててつをRXが登場。
光るリボルケインはやっぱり良いなぁ!
リボルケインを構えてのっしのっしと歩いてくるだけで威圧感がハンパない。
ロボライダーの硬さ、バイオライダーの液状化の凶悪っぷりを見せ付けた所で、
カメンライド555のカウンタークリスマヒットがまた凄い。
クリスマが見れたのは嬉しかったなー テレビじゃ見られなかったし。
続いてXライダーVSクウガ
ライドルスティックとドラゴンロッドの長物対決が素敵。
勝戦のタッグバトルがまたイカス。
ディエンドのバリアには驚いたなぁ。ディエンドのアタックライドには強カードが多い。
スーパー1の動きが非常にカッコいい。マルチハンドが出なかったのは残念だけど。
幼い頃に雑誌で見たライダー特集だと赤心小林拳じゃなくてマルチハンドの紹介がメインだったからなぁ。
あれを今の映像で見たかったなぁ。


シンケンジャーの世界で夏海が「士の帰る場所になると宣言」
→裏切られたと思った夏海が「私の世界に来ないでください」
→しかしガクトマンが諭した事で士が復活、再び士の帰る場所に……という流れが良し。


今回の目玉の一つであるWの先行登場。
まさかフォームチェンジまでやってくれるとは思わなかったので驚いた。
個人的な今回のサプライズはヒートメタル、ヒートジョーカーの登場かなぁ。
登場時の
士「緑のライダー……?」
ノブヒコ「黒のライダー……?」
「緑と黒のライダーだ!」
の流れが素敵だった。
これテレビでの初登場時にもやりそうだなぁ(笑)
でもライジングアルティメットとディケイドが苦戦したシャドームーンを一蹴してしまうのはもにょる。
結局ライジングアルティメットはあまり活躍しなかったなぁ……
折角の新規フォームなのに勿体無さ過ぎる。


ガクトマンは短い出番ながらも実にカッコイイ。
でも腕もぎはグロいです。
新マシンガンアームでの戦闘が見たかったなぁ。
それは主題歌のPVに期待しやがれという事なんだろうか。


小夜はなんか微妙だったかなー 何というキモウト
その分、ノブヒコの暗躍っぷりが際立つけれど。


ラストはテレビ版の終わり方で予想していた流れだったんで、ある意味では予想通りの終わり方か。
我々視聴者側的には次の世界は「劇場版Wの世界」なんだろうなぁ(笑)


そんなわけで振り返ってみるといくつか不満点は出てくるものの、見終わった後の満足感はとても高い映画でした。
これは上映中にもう1回見たいなぁ。